3年生になって倫理政経の勉強をしなくちゃいけなくなったけど、日本史のように暗記すればいいのか、それとも数学のように理解を中心にしないといけないのか分からないと思います。
また倫理政経だと科目が二つあるようなものなので、どれくらいの比重で勉強時間を割り振ればいいのか、どこまで深く勉強すればいいのか気になるでしょう。
今回はそんな疑問を解消できるように、倫理政経の勉強法を体験をもとに紹介していくので参考にしてください。
目次
・倫理政経の勉強法のコツはそれぞれ違う
まず大切なこととして倫理と政経では勉強する時のコツは違うということを覚えておいてください。
どちらも暗記だろうと鷹を括っていると痛い目を見るので。
ではそれぞれの勉強法のコツから話していきたいと思います。
・倫理の勉強のコツは整理して覚えること
早速コツからお話しすると、倫理はしっかりと整理をして覚えることが大切です。
どういうことかというと、誰がどんなことを唱えたのか区別できないといけないということです。
倫理はたくさんの人が出てくる上に、それぞれの言ってることが結構似通っていたりします。
本質的に言いたいことは違うが言葉の上では似たようなことを言ってる人とか、逆に言葉は違えど言いたいことは同じなどの場合もあります。
ですからそれぞれ誰が言った言葉なのか、また何を言いたかったのかを理解して区別することが重要です。
問題形式としてもある人の名前が書いていて、その人が唱えたことがその後ろに書いていて、その正誤を問う問題が多いです。
人と言ったことがごっちゃになっていると、あれこの人はこれ言ってたような気がするなという感じで曖昧に解くことになってしまいます。
ですからちゃんとそれぞれの人が言ってることを理解して、それぞれ区別して覚えるようにしましょう。
詳しくどう勉強すればいいかはまた後で話していきます。
・政治経済の勉強のコツは因果関係を掴むこと
政経の勉強のコツは日本史と同じで因果関係を掴むことです。
ただ日本史と違うのは、日本史のようにゴリゴリに暗記をすることはないということです。
では詳しく話していくと、政治経済で起こる出来事などは必ず理由が存在します。
なぜなら世間の動きに伴って行われるのが政治で、世間の動きがそのまま反映されるのが経済だからです。
そう考えると理由が必ずあるというのがわかると思います。
その上でなぜその因果関係を掴むのが大切かというと、記憶に定着しやすいというのと、問題が簡単に解けるようになるからです。
頭に定着しやすいというのはもう今更言うまでもなく、単体で覚えるよりも理由も含めて覚えた方がいいと言うのはわかると思います。
もう一つの問題が解きやすいというのは、言い換えると理由を知らないと問題が解けないことも多々あります。
例えばグラフだけがあってここでこのグラフが落ち込んでるのはなぜかというのがあれば、そこでリーマンショックが起きたからとかと答えます。
この問題ではグラフが落ち込んだ理由を知っていないと答えれないです。
他にもリーマンショックはなぜ起きたのかとか、政治で言えば、1970年はなぜ公害国会と言われているのかなどです。
公害国会は公害がひどくなってきたからと覚えておけばそれだけで大体の年代はわかりますし、逆に1970年は覚えていれば公害がひどくなってきたのは1960〜70年にかけてからかとかがわかります。
そうすれば初めて見るグラフ問題とかが解けますし、さらになぜ公害がひどくなったのかを考えれば戦後の経済成長で云々といったことまでセットで覚えつつ、他の問題に応用できます。
こんな感じで因果関係を知っていることは非常に大切です。
詳しい勉強法は後ほど詳しく話します。
・倫理の具体的な勉強法と流れ
ではまずは倫理の勉強の流れについて話していきます。
1、一通りどういう分け方をされてるか知る
2、片っ端から覚えていく
3、問題集で穴を埋める
ざっとこんな感じです。
それでは詳しく話していきます。
1、一通りどういう分け方をされてるか知る
まずは全体像を掴むところから始めます。
おそらく3年生になってから倫理の授業が始まるところが多く、そうなると授業と一緒に進んでいては間に合いません。
ですから自分で先に進む必要があります。
1周目はどういう時代区分だったり、論で分けられているか確認していきましょう。
どういうことかというと、まず最初はギリシャ哲学のジャンルがあって、その後に古代中国の哲学があって、そのつぎに世界3大宗教があってという感じでジャンル分けされているのでそれを知りましょう。
プラスで大体このジャンルにはこの人がいるなとかっていうのもなんとなくでいいので理解して1周目は終えます。
2、片っ端から覚えていく
2周目以降は片っ端から覚えていきましょう。
ただここで重要になってくるのが先ほど話したしっかり整理して覚えるということです。
せっかく覚えたのに他とごっちゃになって本番で迷うとかになるととてももったいないです。
やり方としてはとにかく覚えようとする時誰がどんな説を唱えたかということを覚えがちだと思いますが、それと同時に言ったセリフも頭に入れておくといいです。
どういうことかというと、例えばパスカルだったら「我思うゆえに我あり」という言葉です。
人とセリフをセットで覚えるのは意外と簡単で、そうなると我思うゆえに我ありというセリフから自分だけが信じられるという方法的懐疑が導かれ、そこから演繹法だから大陸合理論という風につなげることができます。
そうすると他の人とごっちゃになるということが何ので非常に便利です。
ですから整理して覚えるための方法としてお勧めは人とセリフも一緒に覚えるということです。
3、問題集を解く
問題集の使い方は日本史の時と全く一緒です。
まず1周目は普通に解いていって、2周目以降からが重要です。
2周目以降は知らないことが出てきたら解答の冊子の方にマーカーを引いていきます。
それを3周目は2周目とは別の色でという風に違う色でマーカーを引いていき、どこかに出かけるとか、学校に行く時は解答だけ持っていって、直近で解いた時に引いたマーカーの色のところだけひたすら覚えます。
そうするとかさばらずに、電車とか授業の空き時間とかでパッと覚えることができます。
そうやって自分が知らないことを減らしていくことが大切です。
どれだけ賢い人でも一回で教科書のこと全てを覚えら得られるわけではないので、問題集で穴を埋めていきましょう。
一つだけ注意が必要なのは、問題集で出てきた知らないことは意外と単独で覚えがちだということです。
それでは本番でごっちゃになって使える知識ではないので、改めて知ったことについて、教科書のどのジャンルに当てはまるものなのか確認しましょう。
問題集に関しては倫理政経の最強の参考書、問題集を紹介します!!をどうぞ。
・政治経済の具体的な勉強法と流れ
政治経済の勉強の流れとしては倫理と全く一緒です。
ですが細かいところの勉強ほだったりは違うので解説していきます。
1、一通りどういうまとまりかを確認する
2、理解しつつ覚える
3、問題集を解く
ではそれぞれ解説していきます。
1、一通りどういうまとまりかを確認する
まずは倫理と同じ感じでどういうまとまりに分けられているか確認しましょう。
憲法制定の過程が書かれてる部分の次に日本国憲法の概要が書かれていて、その次で人権について書いていて云々、といった感じです。
そうやってどういうことが書かれているかと、どういう順序で書かれているか確認しましょう。
政経では順序にも意味があったり関連性があったりするので、因果関係を掴むことの手がかりとなります。
ですから1周目でそこまでがっつり覚えなくていいとはいえ、手は抜かないように。
2、理解しつつ覚える
ここが重要ポイントで因果関係を掴みながら覚える必要があります。
そこでどうやって因果関係を掴むのかというと、一個一個の出来事とかになぜと問いかけていきましょう。
政経は日本史とは違い意外とそのなぜがすぐに解消されやすいので、しっかり調べていきましょう。
そうやって物事を繋げて覚えておいくことで、時間短縮かつ点数アップにつながります。
3、問題集を解く
これは具体的な方法は倫理と同じなので省きますが、細かいことを言うと問題集で出てきた知らないことも同じように理由を調べていきましょう。
それだけが政治経済で欠かせないことです。
ですから因果関係を掴むということだけでも今回は覚えていってください。
問題集に関しては倫理政経の最強の参考書、問題集を紹介します!!をどうぞ。
・どれくらいの比重で、また詳しく勉強していくか
最後にどれくらい時間をかけて勉強していくかに関してですが、時間的な話で言えば倫理政経で100点あるのだから、日本史と同じ時間かければいいと思います。
なんなら日本史よりも覚える量が少ないので点は取りやすいと言えます。
ですからもし日本史が苦手なら倫理政経に多くの時間をかけるというのも手です。
そしてどれくらい詳しく勉強するかに関しては、倫理は教科書プラス問題集は完璧にしてください。
資料集はおそらくそれほど時間はないと思うので、ざっと目を通して問題集で出てきたが、教科書では出てこなかった事柄についてだけ勉強しておいてください。
政経はも基本は同じで教科書と問題集を完璧にする感じです。
そして資料集も同じように問題集で出てきた知らなかったことは勉強して、プラスで興味があるページがあったら見ておいてください。
政経に関しては資料集はとても心強いので。
倫理政経の勉強法はこんな感じです。
最後まで閲覧ありがとうございました。