はじめに
まず僕はセンター英語は192点でセンター試験全科目合計は91%で阪大に合格しました。
今回は英語勉強法の全体像、要するに大学受験の英語はどのようにして構成されているのかについて話して、それから計画の立て方を説明していきたいと思います。
全体像を捉えるとは例えば英語を読むためには英単語が必要といったような受験英語の要素に分割して話していくということです。
各お題ごとに結論をまず書いてるので、時間がない人はそれだけ読んでいただければ役に立つと思います。
おすすめの参考書に関しては大学受験の英語おすすめの参考書、問題集!偏差値70以上を安定してとる。をどうぞ。
目次
1、なぜ全体像をとらえる必要があるのか
結論から述べると、効率的な勉強計画を立てるためです。
ここでひとつ想像してみて下さい。
今あなたは新しく電子本を買いました。電子本とは紙の本ではなくネット上の本のことです。
しかしその本には目次などはなくいきなり本文から始まっています。もちろんネット上の本なのでその本には分厚さなどは存在しません。
そうなるとあなたはこの本は幾つの題に分かれているのか、何ページあるのかもわかりません。
この時あなたは1日にどれくらい読んで何日で読み終わるかどうやってその計画を立てますか?
おそらく計画を立てるのは不可能だと思います。
本を読む時に別に計画を立てないという人でも、この本がどれぐらいの長さがあるのかわからず、もしかしたら辞書ぐらい分厚いかもしれない。
総ページ数が分からないと毎日数十ページずつ読んでいてもそれが永遠に続くように感じます。
そう考えると読む気がなくなってきませんか?
それがすべての物事に当てはまります。
だらだらとどれぐらい勉強すればいいのかもわからないまま勉強するのは、モチベーションの低下や非効率な勉強により無駄な時間を使ってしまうことにつながります。
それを防ぐためにここでは手始めに全体像を知ることで計画を立てられるようになることを目指します。
各要素の詳しい勉強法などの説明はまた別のページで行っています。
2、各要素
とりあえず大学受験英語の要素をすべて紹介します。それは
・英単語(基礎)
・文法(基礎)
・発音、アクセント(基礎)
・リスニング(実践)
・英文解釈(基礎、ただ必ずしもやる必要なし)
・長文読解(実践)
・英文和訳(応用)
・英作文(応用)
これが受験英語の全体像です。
これが多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、これをひとつずつ独立して勉強していく必要はないということだけ伝えておきます。
例えば筋トレでスクワットをする時大腿四頭筋(太腿)だけでなく大臀筋(お尻)も鍛えられます。
これが大腿四頭筋しか鍛えられないとしたら大臀筋も鍛えるためにもうひとつトレーニングをせねばならず二倍の時間がかかります。
それと同じで英語の勉強もひとつひとつ勉強するのではなく、二つをセットで勉強することは可能です。
またそうすることで時間を節約することが可能です。
時間を節約して効率の良い勉強計画を立てていくわけです。
単語
単語はもう言わずもがな必要なものであると誰もが認識しているはずです。
いくら日本語であったとしても、何かの専門書、例えば医学とか脳科学などの本を専門でない人が読んだとしても到底理解できないでしょう。
英語も同じです。
いくら文法を理解していても単語の意味がわからなければ文章理解することは不可能です。
そのため受験英語全体の位置付けとしては、一番最初から中盤もしくは終盤まで常に勉強しておきたいところです。
詳しい勉強法は英単語の勉強法とおすすめの単語帳!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
中盤 終盤
黒、総合勉強期間 青、単語の勉強期間
文法
文法も単語とセットで絶対に必要なものです。
文法はもしかしたらそれほど勉強していなくても単語があれば単純な文章なら多少は理解できるかもしれません。
しかし長文をスムーズに読んだり、少し複雑な文章を読むために必要なため、単語と同じで可能な限り早くに勉強を済ませておきたいです。
なので勉強期間でいうと一番最初から始めて最初の一ヶ月ぐらいでそれなりには体に染み込ませておいてください。
詳しい勉強法は英語文法の勉強法とおすすめの文法書!!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーー→・開始1〜2ヶ月
赤、文法 青、単語
発音、アクセント
発音やアクセントは話すために英語を勉強してる人は意識しますが、 受験のためだけに英語を勉強している人にとっては見落としがちなポイントです。
どうしてでしょうか?
それは直接点数には結びつきにくいと思われているからです。本当はそんなことはないのですが、センター試験でも16点ほどしかないです。
それなら文法の方が配点が高いからそっちを勉強しようとなるわけです。
しかし発音、アクセントほどコスパがいい要素はなかなかありません。
理由は二つあります。
1つは他の要素とセットで勉強できるからです。特に単語の勉強です。
単語を勉強する時に一緒に発音をすることで発音とアクセントを体に染み込ますことができます。
また、声に出しそれを耳で聴くことで単語の勉強の時に刺激を受ける感覚が視覚に聴覚がプラスされます。
人はいろんな刺激を受ける出来事や行動ほど頭に残ると言われています。
それに発音できない単語はとっさに思い出そうとしても思い出せませんし、長文で発音できない単語に出会うと意味は分かってもそこで少し止まってしまい、時間のロスになります。
そのため声に出すことは単語の記憶も促進し、一石二鳥です。
2つ目の理由は、リスニング能力の向上に役立つからです。役立つというか、もはや必須です。
簡単にいうと、発音できない単語は聞き取ることもほぼほぼ不可能です。
これらのことから発音、リスニングは単語と同様にと言いますか、単語と一緒に学習して行ってください。
詳しくは英語、リスニングの勉強法!!外国人の会話を聞き取ろう!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
緑、発音
リスニング
リスニングは共通テストから配点が100ととても大きくなりました。
そのため文法の勉強が終わり次第一日10分からでいいのでリスニングの練習を始めるべきです。
ただリスニングというのは聞くだけでなく、聞いた文章を理解する必要もあります。なので文法が終わってないと文の意味が理解できない可能性があります。
ですので始めるのは文法があらかた終わってからでいいと思います。
ただリスニングというのは文法みたいに覚えたらすぐ文を読めるようになるのとは違い、スポーツに近く体の慣れが必要なので、できる限り毎日してください。例えば僕は風呂上がりに最低10分シャドーイングを行ってました。
結構聞き取れるようになり、模試などでも安定して高得点を取れるようになったら、それを維持するだけでいいのでそれほど熱心に毎日行う必要はありません。
ただあまりしないと力は落ちていくので数日に一回のペースで頑張ってください。
詳しい勉強法は英語、リスニングの勉強法!!外国人の会話を聞き取ろう!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
文法終了・ーーーーーーーー→・ーーーー→・
紫、リスニング
二次でリスニングがない場合は一次試験でやめます。
英文解釈
これは先に言っておくと正直やらなくても英文を読める人は読めます。
なので英語が苦手でなかなか文をすらすら読めない人はぜひ英文解釈やってみてください。
そもそも英文解釈は何かというと、だいたい3から4行ぐらいの英文を一つ一つ主語や述語、目的語などを見つけたり、この文ではどういう文法が使われてるとか、そういう文章を細かく分析していく勉強です。
なので長文が読める人は一つ一つの文に対してこれができています。逆にこれが素早くできるようになることで長文を早く読めるようになるわけです。
ですからいわゆる長文の下積みといった感じです。
この英文解釈は文法が終わり次第すぐに開始して1ヶ月 〜2ヶ月集中して頑張ってください。
詳しい勉強法は英語長文読解と英文解釈勉強法!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーー→・ーーーー→・
文法終了・ーー→・
ピンク、英文解釈
長文読解
長文読解は英文解釈の延長線上です。
英文解釈では短い文章をじっくり分析しますが、長文では長い文章素早く読む、且つ文章全体の流れを掴みます。例えば文の導入や筆者の意見、まとめなどです。
英文解釈さえ出来ていれば読むことはできると思うので、後はスピードをあげるだけですが、それはもう慣れです。
音読を何回もして慣れれば早く読めるようになります。
しかしそれはあくまで遅くとも文章が読める人の場合です。
ゆっくりでも読めない人はその原因が単語なのか文法なのか、はたまた文の読み方がわからない、要するに英文解釈が出来てないのかを突き止め、勉強しなおす必要があります。
その上で長文はいわばゴールの一つです。なぜならほとんどの試験には長文問題があるからです。
ですから英文解釈が終わったならひたすら長文の勉強をし続けてください。
詳しい勉強法は英語長文読解と英文解釈勉強法!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
文法+英文解釈終了・ーーー→・ーーーー→・
黄緑、長文
英文和訳
英文和訳と英作文の二つは二次試験であるかどうかで勉強するかどうか決めてください。
英文和訳は文字通り英語の文章を日本語に訳すというものです。
試験ではだいたい長文問題の途中に線が引っ張ってあってそれを訳せという問題ですが、英文和訳だけの大問もあったりします。
英文を吟味してそれを訳すわけですから、英文解釈とほとんど一緒です。
なので英文解釈もしくは長文読解をしっかりできる人であればだいたいはできると思います。
ただ試験である場合は少しぐらいは対策が必要です。
例えば長文で知らない単語が出てくることはまぁよくあることで、その時は前後の流れからだいたいで意味の予測をするかスルーしても問題のない単語は無視をするというようにあまり深く考えないと思います。
しかし英文和訳では一語一語しっかり訳さないといけないので、なんとなくではなくある程度集中して予測をする必要があります。
他には英語をそのまま日本語訳で来ていても意味のわからない日本語になっていては点はもらえません。
その時に意味の通る日本語にする意訳の技術も必要になってきます。
これらを踏まえ長文は一次試験の時点である程度できてると考え、英文和訳は一次試験が終わったら集中して問題を解いていくようにするといいです。
それでいいのかと不安になる人もいると思うのでもう一度言いますが、長文がしっかり読めていれば英文和訳でもだいたいの意味は取れてると思います。だから後は意訳などの細かい技術を身につけるだけです。
もちろん余裕や時間がある人は一次試験の前から始めたら一次試験後は少し楽になります。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーー→・
黄土色、英文和訳
英作文
まず英作文には二種類あります。
一つは自由英作文といい、〜についてどう思うか50字の英語で答えなさい、といった英作文そ言われた時に最初に思い浮かぶものだと思います。
二つ目は和文英訳で、これは日本語の文章が書いてあってそれを英語に書き換えるといったものです。英文和訳の逆ですね。
この英作文も和文英訳同様、試験の問題で出る人だけ勉強すればいいです。
しかしここで一つ注意が必要です。
何かというと和文英訳と違い英作文は、長文を読んでるだけでは身につかない能力なので、特別に勉強時間を確保する必要があります。
それに自由英作文はミスさえしなければ点は結構もらえますが、和文英訳はなかなか難しいです。
何が難しいかというと自由英作文は自分の書きやすい文章を自分で選ぶことができますが、和文英訳はすでに作らないといけない文章が決まっています。
しかもその文章というのが、こんなん英語で何ていうのだろう?と思うようなものばかりで、その文章を分かりやすい日本語に言い換えてそれから英語に訳すのでステップが一つ多いのです。
まとめると、難解な日本語→平易な日本語→英語、という感じです。
これらのことから英文和訳よりも少し対策時間を多く取る必要があります。
だいたい長文読解がある程度慣れてきたあたり、もしくは英文解釈が終わったあたりから始めるといいでしょう。
長文はやればやるほど読むスピードが早くなるため、だんだん時間に余裕ができてくると思います。
詳しい勉強法は自由英作文と和文英訳の詳しい勉強法!!をどうぞ。
スタート 一次試験 二次
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーー→・ーーーー→・
水色、英作文
まとめ
次の時期別勉強図が勉強計画を立てる上での重要な道筋となります。
時期別勉強図
スタート(3、4月) 1月 3月
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーー→・
・ーーーーーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーーーーーーーー→・ーーーー→・
・ーー→・
・ーーーー→・ーーーー→・
・ーーーー→・
・ーーー→・ーーーー→・
・青、単語 ・赤、文法 ・緑、発音アクセント ・紫、リスニング ・ピンク、英文解釈 ・黄緑、長文 ・黄土色、英文和訳 ・水色、英作文
こうやって見ると中盤と終盤がとても大変そうに見えます。
しかし、英単語は序盤は集中してやるにしても、中盤から終盤は空き時間にパーッと見ていくだけですみます。
同時に発音アクセントも単語と一緒に勉強するので減っていきます。
リスニングも一度聴けるようになってしまえばそんなに時間はかける必要はありません。
そう考えると単語、文法、発音アクセントの基礎三つ+英文解釈を序盤にしっかり勉強していれば後がとても楽になります。
やはり何事も基礎が重要になってきますね。
基本的にはこの時期別勉強図に当てはめて計画を立てれば良いです。
3、具体的な計画の立て方
先ほどのところで受験英語にはどのような要素があるかわかってもらえたと思います。なのでここから具体的に勉強計画を立てていこうと思います。
1、目標の設定
結論
曖昧な目標は持っておこう!
はっきりした目標を持ってる人はそれで良いですが、そうでない人は無理に明確に志望校を決めるのではなく、なんとなくこれぐらいのところに行けたら良いなぐらいの目標を決めておきましょう。
僕は国公立大学に行けたら良いな程度に思ってました。
詳細
一番最初にすべきことはもうこれしかないという目標の設定。
よく周りの先生から言われると思います。早く志望校を決めろと。
でもどうして目標が必要なのか明確に教えてくれる人は少ないと思います。
なのでまずは目標を定めることのメリットを僕が思いつく分は書き出してみたいと思います。
1モチベーションのup
2やるべきことがはっきりする
3どれくらい勉強しどこまで点数をあげれば良いかがわかる
正直にいうと僕の固い頭では3つしか思いつきませんでした。でもこの3つは結構大切なことだと思います。
モチベがなければ勉強に取り組む気力がでず、自分の決めた計画を遂行できなくなってしまいます。
いくら計画を立てようともそれをこなすだけのやる気がなければ意味がありません。
2のやるべきことがはっきりするというのは自分が受けるところは数学が必要ないからその分英語に時間を割けるとか、英語の中でも英作文は出ないからその分長文の練習をするとかです。
これは確かに志望校を決めるのが遅くなるほどいらない教科に無駄な時間を費やしてることになります。
3は2とだいたい同じで目標に到達するための勉強量を決め1日ごとのタスクに落とし込むことができます。
しかし、僕はそこで春ぐらいに焦って志望校を決める必要はないと思いますし、実際僕も志望校を明確に意識し出したのは夏休み終わりぐらいからです。
ではここで目標を慌てて決めることのデメリットも書き出してみたいと思います。
- 他の選択肢が見えなくなる
- 本当にそこが行きたいところなのかわからない
この二つです。
1はいろんな選択肢がある中で無理にひとつに決め、そこに集中してしまうと、もしかしたら本当に自分の行きたいところや、やりたいことっていうのを見逃してしまうかもしれません 。
これでは本末転倒です。
無理に自分の決めた目標のせいで、本当の目標を見失ってしまう。
2は無理矢理きめた目標に集中しきれないパターンです。
1は集中しすぎた時のデメリットで2は逆にその目標貫けなかった時のデメリットです。
途中どうしてこの大学に行きたいのかわからなくなって勉強のやる気が一気になくなってしまいます。
このように慌てて志望校をひとつに決めてしまうことはあまり良くありません。
でも 自分にはまだ絶対行きたいと思えるような志望校はないし、目標があることによるメリットは大きいです。
どうすれば良いでしょうか?
二つをうまく組み合わせたら良いのです。
どうするのかというと明確ではない曖昧な目標を定めるのです。
どういうことかというと、だいたいこれぐらいの偏差値の大学に行きたいなとかっていう感じです。
僕は家から通える且つ国公立で考えてました。その上で自分の偏差値と見合うのと合わせてだいたい神戸大か大阪市立大か大阪大あたりって思ってました。
こんな感じで曖昧にで良いので目標を決めましょう。
そうすることで明確な目標を持った時ほどではないがモチベを保ちつつやるべきこともある程度は絞れると思います。
僕は数学や英作文は必要だが記述の日本史は不必要という風に絞れました。もし僕の目標に京都大が加わっていたら記述の日本史は必要でした。
ただ目標に到達するための勉強量ははっきりと定めることはできません。
しかし慌てて志望校を決めるのとは違いいくつか選択肢もあるので先ほどのデメリットは排除できます。
これらのことから曖昧な目標は目標があることのメリットを残しつつ無理矢理目標を決めてしまうことのデメリットを消すことができるため、ぜひまだ志望校がない人は試してみてください。
もちろんこれがしたい!や、この大学に行きたい!というのが明確にある人はそれで十分です。
2、目標までに必要な要素やタスクの割り出し
結論
第一ステップで決めたゴールに到達するために必要な点数と、その点を取るために必要な勉強量を調べ書き出します。
詳細
目標を決めた次はその目標に到達するために必要な点数や勉強量を知る必要があります。
点数については昨年度の合格平均点を調べれば出てくるのでそれを見てだいたい何割ぐらいの点がいるか頭に入れて置きましょう。
曖昧な目標の人は選択肢の中にある大学全ての平均点を調べておくか、とりあえず選択肢の中で一番難しい大学のものだけを調べておくかしましょう。
例:大阪大学、文学部が目標の場合
ネットで 大阪大学 合格平均点 と調べます。
次が第二ステップです。
ここでは詳しくどれくらいの勉強量や問題集を用いるか調べていきます。
このステップは各要素のまとめにある時期別勉強図を見ていただければどれくらいの期間でどの勉強をやればいいかわかると思います。
ですから実際合格した人はどんな参考書を使っていたのかなどを知るために調べてください。
例えば、阪大、文学部の場合
一次試験は全員同じ試験を受けるので、
共通テスト 8割越え 参考書
と調べます。二次は
阪大 文学部 参考書(勉強法でも可)
と調べます。
勉強法や参考書は別のページで説明するので参考にしてみてください。
そこで上の英語の各要素のまとめで図示した時期別勉強図に当てはめつつどの問題集を使うかか決めてください。
最初は図にあるスタートの時点にある要素の参考書を決めるだけで十分です。
要するに最初はどの単語帳(リスニングのためCD付き)と文法書を使うか決めるだけで構いません。
おそらく問題集というのは1周ではたらないので何周かするのがいいですが、1周か2周終わったら次の要素の問題集について調べ決めましょう。
ここでは単語帳はずっと使うので参考にはしませんが、文法書を1周か2周終わったら英文解釈の参考書という風にです。
3、調べた勉強量を細かく分割し1ヶ月、1週間、1日のタスクに落とし込む
結論
先ほど調べた勉強量を達成するために各要素、問題集をどれくらいの期間で終わらせればいいのか分析します。
そしてその期間で終わらすには一日何ページ進めばいいのか考えます。
詳細
例えば文法は1〜2ヶ月で終わらすべきと述べたので、300ページの文法書を2ヶ月で終わらすと考えます。
300÷2=150/1ヶ月
150÷30=5/1日
こんな感じです。こうすると1日にやるべきことがはっきりして、毎日何をやればいいか迷わずにすみます。
最後に
最後に大阪大学を目標として今回話したこと実践し例を示します。
目標は阪大、文学部に決定、現在は5月と仮定します。
大まかな阪大合格のための参考書について調べます。
英語 文法 参考書 おすすめ
英語 単語帳 おすすめ
と調べていきます。
そこで文法は一億人の英文法に、単語帳はシステム英単語に決定
共通テストまで7〜8ヶ月あるので単語は永遠に繰り返すとして、長文は3ヶ月は欲しいと考え、文法は1ヶ月半〜2ヶ月で2周プラス苦手なところは3周すると大まかに決めます。
あまり厳しくしすぎても計画はつぶれるものなので。
一億人の英文法は約600ページあるので600÷2ヶ月(60日)=10
ということで1日10ページ、余裕がある日はできるだけ多くやります。
単語は1日100語で。
勉強を始めます。
次に文法書も2周終わって後は苦手なところをもう1周するだけなので英文解釈の参考書を調べます。
英文解釈の問題集が難易度別で2つあったので両方やることに。
夏休みも近いので二つで1ヶ月半から2ヶ月で両方2周すると決めます。
二つで計200問あったので200÷60日=約4問
またここから風呂上がりに最低10分できるなら30分単語帳のCDを使ってリスニングのためにシャドーイングをすると決めます。
英文解釈が1ヶ月半で2周終わりました。共通テストまで後3ヶ月半〜4ヶ月半。きっちり長文に3ヶ月以上残すことができました。
長文の問題集を一つと後はセンターの過去問を用いることに決めました。ついでに英作文の問題集もここで決めてしまいます。
長文はひたすら共通テストまで解きまくろうと決めます。英作文はとりあえず2日に一問ほど解こうと決めます。
長文の問題集が1ヶ月で終わって時間が余ったのでもう一つ長文の問題集を買います。これを2ヶ月で1周〜2周し後はセンター過去問をしようと決めます。
一次試験終了
この時点で後は二次の過去問を使って勉強していくだけです。
こんな感じです。
今回は参考書を時期別勉強図に当てはめて期間を決めていきました。
実際はもうちょっと問題集を使ったかなという感じです。
ただここで知って欲しいのはどう計画を立てていくかなので細かいところはあまり気にしないでください。
僕の実際の受験期の勉強法や計画は体験談として別のページに載せてるのでそちらをみてください。
最後に計画は非常に重要ですがあまり先のことは正直不明確なのでそんなに正確に決めようとする必要はありません。
先ほどの例のようにその都度立てていければいいと思います。
ただし全体の計画を全く立てなくていいのかというと、そうではなく大まかでいいので決めるべきです。
その時は僕の時期別勉強図を活用してください。
ぜひこのページを参考に効率の良い英語勉強計画を立ててください。
閲覧ありがとうございました。